オーウェン

コレクターのオーウェンのレビュー・感想・評価

コレクター(1965年製作の映画)
4.0
一言でいうなら理不尽。これに尽きる。
憧れていた女性を我が物にしようと男が監禁。

ストーカーの走りものと言われているが、感情移入させないような淡々とした毎日が逆に不気味さを醸し出す。

特に男が女を監禁して手を出さない点。
自分の目の届くところに置いておきたいという、不条理感が強く残る。

テレンス・スタンプがほとんど無表情ながらも、視線で恐怖を作り出す演技が秀逸。

逆に監禁されるエッガーのみがオスカーノミネートとは納得がいかない。
まあそれを含めて作品自体の質は高い。
ラストもタイトルに掛けてのことでしょう。
オーウェン

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