Jimmy

死刑台に接吻のJimmyのレビュー・感想・評価

死刑台に接吻(1969年製作の映画)
3.8
ヒッチコックの『見知らぬ乗客』で有名なパトリシア・ハイスミスの原作を再映画化…ということは『見知らぬ乗客』のリメイク映画。
どうしても観たくて、復刻シネマライブラリーDVD購入して鑑賞🎥

観てみると、だいぶ現代風にアレンジされていた😳
原作のテニス選手をゴルフ選手にしたり、殺人を執拗に迫る異常者の役を男(ロバート・ウォーカー)から女性(キャロル・リンレー)に変えたりするなど、かなりのアレンジが見られた。
基本路線の「交換殺人」という物語の核は、不変。

本作で成功しているのは、キャロル・リンレーを主演としたこと。
彼女のビキニ姿で始まって、ミニスカート姿などをカラー映画で見せているので、物語よりもショートカット金髪女性の美しさが輝く🌟

冒頭シーンから怒りやすく人殺しも辞さない女性ダイアナ(キャロル・リンレー)は、富豪の叔母と住んでいるが、ダイアナに付いている精神科医ハギス博士が「彼女は異常…」と診断しているので、ダイアナは自由に行動出来ない。
そんな彼女が、どうしてもプロゴルフ界で“万年2位”となるゴルファー(ポール・バーグ)に眼を付けて、「私が万年1位のゴルファーを殺してあげるから、あなたは私を診察している精神科医を殺して…」という展開になり……。

やはりどうしてもヒッチコックの傑作『見知らぬ乗客』と比べてしまうためか、本作は全体的にあまりハラハラしない😅

それでも、異常者を見事に演じながら、セクシーさも見せてくれたキャロル・リンレーを見る映画…として有意義な映画に見えた🤗
Jimmy

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