マッシモ

妖怪大戦争のマッシモのレビュー・感想・評価

妖怪大戦争(1968年製作の映画)
3.0
『妖怪百物語』を見て、へぇー時代劇と怪談の、詰め込み作品なんてあるのだと感心していたら、大映の妖怪三部作なる有名どころだった事が発覚。なら、残り2つも見ないとね、という訳で本作、そして『東海道お化け道中』を合わせてレビュー。(1日遅れ)

【キャスト】

(人間)
真山新八郎:青山良彦
千絵:川崎あかね
大館伊織:大川修
磯部兵庫:神田隆
川野左平次:木村玄
大日坊:内田朝雄
門番:若井はんじ・けんじ
下役人:西川ヒノデ
安蔵:沖時男
警護の侍:伴勇太郎
しのぶ:井上ヒロミ
茂市:渡辺幸保
お咲:神田真里
語り手:戸浦六宏

(妖怪)
ダイモン
→古代バビロニヤの異形の怪物

河童
→磯部兵庫の屋敷の庭水の主。

油すまし
青坊主
雲外鏡(うんがいきょう)
二面女(にめんおんな)
ろくろ首

から傘小僧

【ストーリー】
1751年(宝暦元年)、時は江戸時代、古代バビロニヤのウル遺跡に忍び込んだ墓荒らしたちは、凶悪な吸血妖怪「ダイモン」を4,000年の眠りから目覚めさせてしまう。

ん、時代劇は何処???
となりますが、要約するとこいつが日本にやって来て何故か伊豆を納める代官様を殺して入れ替わり悪事を働く。そこを迎え撃つのが日本の妖怪軍団!という図式です…。

【総評】
いや、カッパかよ、準主役クラスの妖怪カッパかよ。もっと居ただろ、強そうでカッコいいのが…。河童の三平とかのお陰で人気あったんですかね。今ならジバニャン(古いか…。)くらい可愛くないと子供は見向きもしないかもしれませんねぇ。
その他、出てくる日本の妖怪が可愛らしくてねぇ…。から傘小僧とか油すましとか…なんかもう、字面で既に弱そうです。
がしゃどくろとか、ダイダラボッチとか、なんなら平将門でもええですよ。そんな感じのヤバ目の妖怪も出て欲しかったですね日本代表…。ちょっと出力不足が否めない。

【あとがき】
ダイモンが巨大化した時にこれはダイダラボッチが来て怪獣映画始まるかと一瞬思いましたが、大映さんはそんな事しないですね。円谷さんじゃあるまいし。

神木君版もみようかしら。
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