「HACHI 約束の犬」
リチャード・ギアが本当にハチを可愛がっているのが伝わってきて、微笑ましかったけど、ラストがわかっているからこそ切なかったですね。
舞台をアメリカに置き換えているけれど、ストーリーは同じで、純粋にハチの物語として描かれていたのが良かったです。
年月が経つとともに少しずつ老いていくハチの姿が、たまりませんでした…。「待つ」たったそれだけの純粋な行為に惹かれてしまうのは、私達が「待つ」ことをしなくなったからなのかなとも思いました。なんだか鷲田清一さんの「待つということ」を思い出すなぁ。