ミッキーとマロリー、夫婦で殺人を繰り返しながら旅をするイカレたストーリー。最初の殺人の犠牲者はマロリーのDV両親なので「こいつらは殺されても仕方ない」感もあり、そんな酷い家から連れ出してくれたミッキーがヒーローにすら見える。が、その後の彼らの蛮行に世間一般の倫理観は無い。
私はコンビニのコピー機のお釣りのところに残ってる小銭もパクれない気が小さくてとても正直でマトモな人間だ。
でもこの映画が大好きで何なら殺人鬼である彼らを(かっこいい)とさえ思ってしまう。
そんな自分が(かっこいい)とか流石にそんな理由では無く、私が映画に求めてる何かしらの欲求を満たしてくれるからだと思う。
4.1のポイントにとどまっているのは、後半の刑務所からの展開がいささか長く、せっかく盛り上がっていた気持ちが少し下がってしまうからだ。ただ、この後半こそがただのイカレ映画では終わらないキモの部分。
監督オリバーストーンですから、そこは。
ジュリエットルイス、これこそハマリ役。
このハマり方はジョニーデップのジャックスパロウ以上かも。
かっこいい、と言っちゃいけないんでしょうけどね、、かっこいいんですわ。
