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いつかギラギラする日の553のレビュー・感想・評価

いつかギラギラする日(1992年製作の映画)
4.0
キャッチコピーは『頭蓋骨まで熱くなる』

荻野目慶子のイカれた若い女役、見た目も声もうるさいけど奇抜で良いキャラしてた。
甲高く不快感を煽るような下品な鴉声、自由な振る舞い、この女は自分とは違う生き物なのだ女なのだと強烈に意識させられる。女の存在は必然的に自分が男であることを再確認させてくれる。ヤクザ男の瞳に魅力的に映るのも何となくわかる。

樹木希林は若い頃から背中の丸まった生活感のある、しかし悟りの境地に達したような役やってるんだ。
任侠映画に出てくる女は只者ではない奴の女房なわけだから説得力が必要な気がするね。

協力してテンポ良く金を奪う。
金貸しのヤクザと殺し屋のタッちゃん、コメディタッチに描かれていてしょうもない感じが好き。
ド派手なカーチェイス。

ペッパーがちょうど良い。はピラフ?炒飯?食べてたのかな。胡椒って言わないところがマブイですね。

今回は松竹アクション傑作選ということで映画館で上映されていたものを鑑賞しました。
暴力描写やめちゃくちゃなシーンで客席からウフフッと笑みが溢れる感じ。
あーぁーやっちゃってようという多幸感を味わいに来ているのが伝わって来るね。
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