このレビューはネタバレを含みます
92年に公開した際、劇場で観た。
深作の名前ぐらいは知ってる程度の認識でしたが、まあダサくて古臭くて安っぽさに少なからずショックを受けた。
92年って云ったらタラの『レザボアドッグス』の年ですよ。
火薬丸出しのドンパチやって、こりゃVシネマかと。
荻野目慶子にもかなり引きました。
そんな本作を今回二十年以上ぶりに観たわけで。安っぽい印象は変わらないけど、当時は珍しくもなかったカースタントが尋常ではない迫力でたいへん見応えあった。爆発スタントも信じられない距離で爆破してるのな。常識を疑いたくなるぐらいに。
ショーケン、千葉真一、石橋蓮司ってトリオも異質で豪華だしねー。
荻野目慶子だけは今観ても少し引きました。
想像以上には楽しめたけど、足を洗えないギャングの物悲しさとかは描かず、そんな結末も含めて前時代的な印象は拭えなかった。
良悪はべつにね。
本作がジュディマリ結成のきっかけになったのは有名ですね。