岡本喜八監督作。
センスのかたまりみたいな作品でした。30年前に作られてるとは思えないハイセンス。
アメリカからアフリカを目指す4人のアフリカンアメリカンたち。
彼らの乗った船は座礁した結果、日本へ流れ着く。そこは幕末期の駿河藩。音楽好きのお殿様とジャズが出会ってしまった！
演出が奇抜なんだが、舞台立ても奇抜、85分のラストまで勢いよく駆け抜けて行く。
音楽は人間の持つ共通言語だし、
時代も場所も問わない。
同じように人は必ずどこかで争いが絶えない生き物である事も普遍的。この対比が見事だし、愚かなのはどっちなんでしょうかね。
和楽器でもジャズできる。
音楽は身分など関係ない。
短い時間でいろいろ詰まった作品でした。
