‘00にシリアからレバノンのベイルートを目指した。目当ては途中のローマン遺跡バールベックだったが、昔内戦でニュースによくなっていたベイルートもこの目で見たかったからだ。
南部はまだ危険だと聞かされていたが、こういう事だとは知らなかった。
だってベイルートでは普通にHardrock cafeも営業してたし。
その後ヨルダンからペトラ遺跡を経てキングフセイン橋を渡りイスラエル入国。
入国審査局ではパレスチナ人達が入国を拒否されその不条理を訴えていた。
何やら私も引っかかった様で別室にて下着一枚まで調べられた。
若い女性二人の局員だったのがまだ救いだった。
格好悪かった。
今思えば彼の地では、日本赤軍の事件があったので、汚い格好をしたアジア人は怪しかったのかもしれない。
アラビアのロレンスに見るイギリスの二枚舌外交によって、イスラエルは聖地で孤立することとなった。周りはみんなアラビア•イスラム圏だ。
ハリネズミ化するのもやむを得ないと言えなくもない。
しかし、ダマスカスでもアンマンでもカイロでもエルサレムでも、ファラフェルは等しく腹持ち良く美味しかった。
