パシ

極道ペテン師のパシのレビュー・感想・評価

極道ペテン師(1969年製作の映画)
3.0
前半のナイチンゲール教のクダらなさに始まり緩い雰囲気が続くが、子供の唐突な爆死で雰囲気がガラリと変わる。「戦争が24年前に終わってからも、俺はずっと頭がおかしかったんだ。戦争に付き纏われてたんだ」と独白するフランキー堺にシビれる。爆死後、探していた子供の母親がついに見つかるも、アメリカ人相手の愛人だかパンパンであった事実も、引き摺る敗戦を象徴していた。
撮影もカッコよく、母親を車で探しにいく件の車載カメラのショット、線路での逃亡シーンのショットがイカしてた。
なお、オープニングのタイトルバックに、本物の蠢くGが映るので、苦手な人はスキップすることをお勧めする。
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