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レッド・オクトーバーを追え!のnotitleのレビュー・感想・評価

3.7
CIAの分析官ジャック・ライアンが頭を使って困難に立ち向かう映画シリーズ"ジャック・ライアンシリーズ"の輝かしい第1作。
後のIMF長官がジャック・ライアンとか感慨深いとは思わんかね。

映画自体は雪だるま式に面白くなっていくタイプの映画なので、後半に進めば進むほどワクワクしてくるのだが、主人公のショーン・コネリーとジャック・ライアンはそれぞれ別々のところで奮闘しているので、冒頭から中盤までやや冗長な感じが否めない。2人が繋がるまでの展開も、魚雷撹乱合戦とヘリコプターから潜水艦への搭乗だったりと盛り上がりに欠けるのが残念なところだ。

際立って面白かったのは、ロシア人キャラクターの台詞を英語にする演出。ロシア語を喋っている口にグイーッとカメラが寄ると、次の瞬間には口は英語を喋っている。それ以降は全員英語を喋っているので「これはロシア語を喋っています」というわけだ。なかなか興味深かった。
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