このレビューはネタバレを含みます
あまり小さい子が観ると、サンタにがっかりするかもしれない。
あちこち散りばめられたちょっとしたギャグを理解するのにも、ある程度の年齢が必要かも。
でもとてもいいクリスマス映画だった。
一番よかったのは、兄弟の関係。
プライドが高く出来のいい兄、後継の必要な父親の名誉職という組み合わせだと、どうしても弟を疎んじる描写が入りがちだが、この映画ではそんなことはなかった。
兄の、出来の悪い弟を見る目が不自然でなくあたたかい。
ボードゲームの箱の絵と現実のギャップのように、サンタクロースという夢の仕事にもギャップがある。
でも、大切なのは、プレゼントを配る方法じゃない。
プレゼントをあげる心、誰かを思いやるあたたかさなのだ。