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東京タワー オカンとボクと、時々、オトンのazkyonのレビュー・感想・評価

3.4
お涙ちょうだいになりそうなストーリーを淡々と、でも愛情深く撮った作品。
なんとなく毛嫌いしていたのですが、ボクとオカン、時々オトンの家族の歴史として良かったし、泣き落としにならないところがまた良い。
それはこのオカンがきちんと人生をまっとうして逝ったからなのだと思う。
身辺整理と感謝の言葉、それから逝く。
理想的ではないですか。
できればこのオカンはあんなに苦しまずに逝ってほしかったです。

また好き勝手に自由にしていながらも、オカンやボクには愛情を持っていたので最後まで恨まれないオトン。
小林薫がいい味出してました。

若い頃のオカン、ひゃーーーー!樹木希林、ものすごい若返りメイク!と思ったら実の娘の内田也哉子でした。
そっくりです!
樹木希林の存在感は相変わらずで、オダギリジョーが最後に手紙を読んで涙を流すシーンはさすが俳優さん!だと思いました。
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