ユウジ

ノートルダムの鐘のユウジのレビュー・感想・評価

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)
3.5
前評判の良さやディズニーとしては異端という興味があったし、ディズニーオタクが勧めるにしては渋すぎるやろってのもあって楽しみにしてた。ストーリーや映像美は素直に凄いの一言だけど、う〜ん…楽しみにしすぎちゃったのかな。

多分この映画を素直に楽しめなかったのは、自分がブサイクな非モテだからだと思う。
くっつけとは言わないし、むしろくっつかれたらご都合主義だなぁって冷めてたかも。それでも、捻くれてる非リア充な自分からしたら「どの面下げて助けようとか提案してんだよ」とか「どんな気持ちでカジモドのこと助けてんだよ。」とかで後半ずっと冷めちゃってた。あの二人にはとにかくストレスだったな。その二人は原作ではしっかり処刑されたり、助けて死んだりするみたいね。そっちの方が好みかな。

たしかに、冒頭5分で心鷲掴みにされたし、「全てがサカサマ」の明るいトラウマ感とかきらいじゃない。
カジモドの純粋さ純真さやフロローの気持ち悪さや悪っぷりが見てて爽快だったし、ラストの少女とカジモドのシーンのカタルシスはたまんない。ただ結末があまりに現実的で無慈悲すぎてくるものがあったよ。いやカジモドほど心やさしい人間に彼女は似つかわしくないかもしれない。けどカジモドからしたらハッピーエンドなんよな。だからこそモヤモヤするし難しい。

なるほど。たしかにディズニーオタクが好きっていう気持ちがわかるな。
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