電気羊

瀬戸内少年野球団の電気羊のレビュー・感想・評価

瀬戸内少年野球団(1984年製作の映画)
3.5
少年野球団との題名だが名ばかりでそれほど野球シーンに力は入っていない。太平洋戦争敗戦直後の瀬戸内海の小島を舞台に、戦死したと聞かされていた夫の復員を願う小学校の女教師(夏目雅子)と父親が日本帝国軍の元帥であったため戦犯として処刑されるまでの間、田舎に渡ってきた美少女(佐倉しおり)のダブルヒロインを中心とした青春群像劇となっている。少女から女性へと身体が成長していく美少女から、お乳が膨らんできたや乳首に手紙の先が当たったと聞かされた思いを寄せる同級生男子の困惑ぶり、初恋の相手との悲しい別れとか、思春期の様々な感情が入り混じって観ていて切なかったね。
電気羊

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