Sinya

映画 けいおん!のSinyaのレビュー・感想・評価

映画 けいおん!(2011年製作の映画)
2.5

けいおんシリーズは尊い!

アニメ版は、青春時代の少女達は尊く、彼女たちが大好きになる。

何故こんなにも好きになるのか?
アニメとして完成度が高いから
冷たい床をコロコロ転がる唯ちゃん。
ソファの上でミカンをコロコロする唯ちゃん(あのミカンになりたいと思いました)
アニメの動きが気持ちよく、中毒性があります。
一個一個かわいいんです(^_^)

演出も上手いです。
何よりopとedの対比
opは今キラキラしている高校生で明るくて楽しく演奏しています。
でも、edはみんな大人びた表情、少女時代を卒業してしまったようなみんなが、あの時を愛おしく思うように演奏します。そして最後にはこの場から居なくなってedは終わります。

本編でも、あの時、あーだったなーと、思い出が増えて行けば行くほど、時間の流れを感じてしまいます。

この楽しい時代の終わりを意識してしまいます。だから、今が尊い。
少しアイドルに近い気がします。

しかし、そのような切なく儚さを鬱陶しく押し付けてこなく、やってるのは緩い日常コメディというバランスが素晴らしい作品でした。
修学旅行の夜にふと唯ちゃんは、終わりを意識しますが、これもすぐこの後に、ギャグが入り、あまり印象に残らなかったり…

題材が音楽なのに練習してなく、音楽舐めてるという非難がありますが、
音楽は彼女達の絆の証であって、そのような非難は的外れだと思います。
ペルソナというゲームは人との絆を深めると強くなりますが、この作品では、5人の絆な強くなるほど、演奏が上手くなるのです。

だから、卒業後もみんな一緒というのは少しあれって思います。
が、ベニスに死すだって、一瞬の美をその人が死ねことで永遠にします。
けいおんも実際にいないアニメのキャラクターです。一生放課後にできるのです。

という感じな心理状態の私にとって、普通に楽しい癒し映画ですよこれは!
Sinya

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