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ヒートのまっとのレビュー・感想・評価

ヒート(1995年製作の映画)
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アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが物凄く格好良い(人類初心者みたいな感想)

銀行のヤマのために挿入される出所したての黒人ドライバーの話 警官がクリスの妻に語る「両親が収監された子供の末路」 そういうところで何でロバート・デ・ニーロ一派が成り立っているか語られてしまっていて、悲しい
以前ホンジュラスの子供のギャンググループについてのルポを読んだとき、始まりは「居場所がない」や「犯罪以外の仕事から弾かれる」といった疎外だ(かなり乱暴に要所を抜き出しています)、みたいな記述がありました
この生き方にしか行きつけなかった男たちが苦しく物悲しい 守りたい生活がある……そのために仕事をしている……仕事にしかない社会と仲間がいて使命がある……

仕事と私どっちが大事なのみたいな使い古された文句がありますが、仕事という言い方じゃなくて「自分の社会的責任」とか「自己実現」とか「使命」と言うと答えなんてすぐに見つかるもんじゃないですね……なんというか……必ずしも公私の私を「私の望むもの」と言えない場合があるというか……表現力がいつも以上にダメダメだな……

最近荒木先生の映画エッセイを読んだので作中の人物の「プロフェッショナルな仕事ぶり」に注目することがプチブームです ほんと強盗の手口も「面が割れた」もプロすぎて単純に鮮やかな技術は格好良い でも強盗はだめ!
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