渋さがかっこよすぎてたまらん映画だった。
まず何よりジャケットがかっこいい。
アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという名優の共演で有名な作品。この2人と言ったらゴッドファーザーパート2だけど、そこでは共演はしていないしね。
強盗団のリーダーであるデニーロ、敏腕刑事であるパチーノ、この2人の男の対決を3時間近い長尺で見届ける映画。
やはりデニーロは良いですね。今回は悪役。その生き方故に自分に家族を持つことは出来ないと覚悟している所とか、悪い人間なのに魅力的。
パチーノは仕事に熱心すぎるあまり家族に見放されているというよくある仕事人間パターン。ただその驚異的な追跡はデニーロを追い詰めていく。
そんな2人だけど実はこの映画の中ではあまり顔を合わせない。ほぼ別々に物語が語られるが、数少ない会話するシーンがコーヒーショップ。渋い。焦らされた分このシーンはすごい緊張感がある。
白昼の銃撃戦もよかった。何故かデニーロ側の弾がバンバン当たるムービー仕様だったけど、音のこだわりがすごく、1発1発の迫力が半端なかった。ひたすら乱れ打ちしながら突っ切る感じ、たまらんな。
3時間という長尺だけどデニーロとパチーノの渋すぎる演技、男と男のプライドをかけた戦いといったものを堪能出来る。
渋さを求めている人にはおすすめできる作品。