ラストは思わず目頭が熱くなりました。
LAを舞台に繰り広げられる警察と強盗団のくんずほぐれつの攻防。
出会ってしまった似たもの同士の二人の対決。
職場と日常を行き来する人間たちの葛藤。
全てが歯車の一つ一つとなってクライマックスへとなだれ込んでいくストーリーテリングは本当に素晴らしいです。ただ、172分というボリュームは少しだけ悩ましかったです。ですがラスト10分で全てがチャラになります、最高です。本作は、映画史に残るといっても過言ではない中盤の白昼の銃撃戦シーンが有名ですが、ラスト10分の「対決」も勝るとも劣らない名場面でしょう。美しかった。正真正銘の名作です。
