アル・パチーノとロバートデ・ニーロ。二人の名キャストが激突する、これぞ漢のドラマ。
犯罪チームを率いるニール。キレ者で仲間思いな義理堅いリーダー。しかし、裏切りは絶対に許さない。仲間達は家族を持ちで、家族パーティーでただ１人家族のいないニールは、たまたま出会ったイーディーと恋に落ちるも、素性は明かすこと無く次々と犯罪に手を染めて行く。まぁ、カッコ良いですよ。でも犯罪者ですからね。
逆に仕事に取りつかれた、ヴィンセントが惨めで。妻とも上手く行かずにひたすら仕事漬けの毎日。義理の娘のナタリー・ポートマンも自殺を図ってしまうし。この件が夫婦間を縮めようとする切っ掛けになるのですがね。
ヴィンセントとニールの心理戦は緊張感を感じますし、この作品のハイライトとも言えるだろう、白昼の銃撃戦はこれだけを見るだけでも価値ありの凄まじいシーンです。許される限りの音量でお楽しみ下さい。
と170分の長尺ですが、決してダレる事の無い傑作に仕上がっています。
ただ理解出来ないのは、いくら愛しているとは言え、金欲しさに何人者人を殺しまくるニールと、なんで一緒に逃げようとするんだイーディー！そこまでしても、ニールに惚れる処が描かれていないため、僕にはイーディーを理解出来ませんでした。昔のヤクザ映画みたいで。
