クリープショーの烏丸メヰのネタバレレビュー・内容・結末

これと、『トワイライトゾーン』が私のトラウマを形成した……
今観るとかなりチープではあるけれど、レトロで可愛らしさと過激さ溢れる愛すべき80年代ホラー。

ホラーファンの少年が親に捨てられてしまった一冊の漫画。

その第一話は、とある一族にまつわる事件「父の日」。
第二話は、隕石を見つけたマヌケな男がお金儲けを企むことから始まる「草まみれの男」。
海辺での事件、第三話「みち潮」。
大学の地下室にある箱にまつわる第四話「開封厳禁」。
潔癖症の人でなし社長とビルの害虫、第五話「クリープショー」。

そんな恐怖の話を集めたお気に入りの漫画が、不幸にも、業者によってゴミとして回収されてしまった少年は……


物語は漫画のページをめくる演出や、漫画らしい効果を伴って進行していくのが楽しい。
そして、そのポップさに油断していると突然驚かされる容赦ないショックシーンも見所。ジャンプスケア・流血・虫と原始的でありながら、その古くさい“良さ”を感じるのは私の愛着補整以外の要因もきっとあるはず。


子供の頃私が怖かったのは、漫画の表紙にいる死神？骸骨？のビジュアルだったんだけど、今観ると結構可愛いです。