【実写版シティーハンター?】
🌴当時(80年代)らしく健康的でバブリーな娯楽に徹した刑事アクションもの。エディ・マーフィー主演の『48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』よりも硬派で、ベタなお笑いの要素が少ないのには驚き。
監督が『破壊!』『カプリコン・1』のピーター・ハイアムズという事もあり、アメリカン・ニューシネマの名残りをひしひし感じる生硬な画作りに魅せられた。
💣ハードな銃撃戦あり、ド派手なカーチェイスあり、うらぶれた男の夢を語る情けない台詞の応酬アリと、正しく【オトナの遊び】と呼ぶに相応しい。ハイアムズ監督自らカメラを回すのが特徴でもあり、キッチリとした画角で真冬のシカゴの風景が切り取られてある。
🎖警察署長役のダン・ヘダヤはコーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』でも貫禄のある演技を見せていたが、やはりこのユルイのか硬いのか中道を行く独特のキャスティングには味がある。隠れたバディ・ムービーの秀作と言える。