みおこし

パーティのみおこしのレビュー・感想・評価

パーティ(1968年製作の映画)
3.3
好きな監督であるブレイク・エドワーズと、名優ピーター・セラーズのコラボレーション。しかも音楽はヘンリー・マンシーニ!もう『ピンクの豹』や『ティファニーで朝食を』など60'sのエドワーズ作品が好きな人にはツボだろうな、と思い借りてみました。

インド出身の俳優フルンディV・バクシはハリウッドで映画の撮影中。クオリティと効率を求めるハリウッドの映画畑では、天然そのもののバクシの存在は異質。撮影での大失態から総スカン状態になるが、とあるパーティの招待者リストに彼の名前が誤って入ってしまったことから大騒動に...。

ピンク・パンサーシリーズ以上のドタバタっぷり(笑)。あまりに彼の行動が突飛すぎて、思わず吹き出す瞬間も多々。60年代らしい、どこか懐かしいコメディなので、なぜか『ドリフ大爆笑』を彷彿とさせました(笑)。
しかし、それにしても結構尺が長いので、途中からコントに飽きてきてしまいました...!ピーター・セラーズの偏屈インド人俳優へのなりきりっぷりは流石なのですが!

とはいえ、マンシーニの音楽はやっぱりオシャレだし、エドワーズ監督らしいビビッドかつポップな色彩と演出は本当にオシャレ。60年代って本当にさまざまな文化が生まれたアイコニックな時代ですよね、その当時の映画をこういう形で堪能できるのはすごく幸せなことだな、と。

ラストのバブルパーティは、現代のパリピ精神に通ずるものがありました(笑)。
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