ほおづき

チェンジリングのほおづきのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.0
実録犯罪系の映画。

行方不明になった息子が見つかったと警察から連絡があって、数か月ぶりの再会を果たそうとするが、引き合わされたのは息子のふりをするまったく別人だった・・・っていう嘘のようなホントの話をもとにした映画・・・
さらに、息子じゃないことを講義すると、あなたのほうがおかしいと精神病院に入れられてしまう・・

こんなことが実際に
あったのかって疑うようなおはなし。

ゴードン・ノースコット事件という、シリアルキラー絡みの実際の出来事をもとにした映画だけど、加害者のことよりは当時のL.A.警察がいかに腐敗していたかに焦点をあてて描かれた作品。

事実があまりに複雑すぎるために、脚本家がほとんど真実を書いたらしく登場人物の名前や住所までほとんどフィクションがないらしい。

L.A.警察が無能集団すぎてこれが実話だなんてほんとに信じられないけど、ラストに語られる主人公の息子の優しい姿と、他人の幸せを自分のことのように喜ぶ姿に涙がとまらない。