ジャッキーケン

チェンジリングのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

チェンジリング(2008年製作の映画)
4.2
コード12

シングルマザーのアンジーの息子が突如失踪し数ヶ月間探し求めやっと見つかった息子は赤の他人で…

ひっでえ話だ!
ロス市警の怠慢が酷すぎて反吐が出る
明らかに身長と母親があれほど息子じゃないって言ってるのを分かっていて精神病患者と見なしてぶち込む胸糞展開
イーストウッド監督作屈指の胸糞悪さ

でもそれだけでは終わらない
市民が団結し新聞社とともにその怠慢に真っ向から勝負する

息子失踪から明かされるロサンゼルス犯罪史上最悪の事件が怖すぎるし子供が殺される恐怖、直接見せるシーンはないが悲鳴を聞くだけで見ていられない
「アメリカンスナイパー」の電動ドリルのシーンみたい

胸糞だし主人公は報われないが映画としてはめっちゃ面白い
ただめっちゃ重い
犯人に一切同情できないし職務を全うしないクソ警官も首吊って死ねって思いましたね
法廷でごまかす場面は思わず口から「嘘つけ!お前も共犯だ!」って出てしまったしイーストウッドの胸糞描きは素晴らしいとも思ってしまった

「希望」という言葉でこの映画は救われる
母は強し!