ある日突然行方不明になった息子が、数ヶ月後に無事保護される。
しかし、引き渡された少年は息子とは全くの別人。
警察や市長の、自己の保身に走った言動の数多に胸糞悪くなる。
そして強大な権力を前にした個の無力さにやるせない気持ちになる。
責任者である立場の大人が自身のミスを隠そうと保身に走り、子供のような嘘を付いたりする光景が昨今世間を騒がせている事件に類似しているように思える…
例のごとく事前情報無し、それもよりによって実話だと思わずに観たものだから、エンドロールでは言葉を失った。
警察の対応といい、事件の残虐性といい、現実に起こったことだとは到底思えなかったので、フィクションだと信じて疑わなかった。
何ならハッピーエンドだと思ってただけにショックが非常に大きい。
天国で２人は無事に再会して、奪われた２人の時間を埋めるかのように楽しい日々を過ごしていてほしいな…と願うばかり。
