音清

学校の怪談3の音清のネタバレレビュー・内容・結末

学校の怪談3(1997年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます



『学校の怪談3』1997年 🇯🇵
金子修介監督


学校の怪談シリーズ、1と2は何度も観ているけれど、3と4は幼い頃に映画館で観たきりだ...と思い、観てみることに。

観たのは、小学生の頃。『学校の怪談』シリーズはすべて、父が映画館に連れて行ってくれ、一緒に観たのはいい思い出。

あらためて観てみると、ちょい役でも かなり豪華な役者揃いで驚いた。前作に引き続き大好きな野村宏伸、校長役に津川雅彦、リーダー男児の母親に黒木瞳。とくに、黒木瞳の真っ赤なドレス姿は、何か いけない 愛憎渦巻くサスペンスドラマのワンシーンよう(いけないって何だ)。そんで、佐戸井 けん太さんの若干しゃくれた のっぺらに笑うてしまう。(ご本人はしゃくれてないのになぜか、のっぺらバージョンはしゃくれて見える。)


シリーズ全作品に共通するのは「死」と「別れ」、1~2はこどもを校内でおもいっきりおどかしてくるのがメインだけど、3は(非現実、鏡の世界ではあるものの)自分たちのライフスペースにまで恐怖が追ってきていて、その描き方が何ともトラウマ級である。観たのは何年も前だが、のっぺらのシーンだけは鮮明に覚えていた (昔、そののっぺらに包丁を持って追っかけられる夢は何回か見た)。


そんで、担任役の西田尚美さんと主人公良を想う生徒役の前田亜季さんは前観た時からばっちし記憶に残ってるんだけど、今回 ユカリン(野口由佳さん)の可愛さが爆発してることに気づいた。ユカリンワールド全開な可愛さとずば抜けたキャラ立ちに、スピンオフできるんじゃないか?ってくらい。あと、勝ち気な性格の茜は見てて、『キッズ・ウォー』の茜を思い出した。服装・髪型・性格・口調が似てる。


最後はやっぱ切ないねー。
音清

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