貧富の差が人間を醜くし争わせ一度貧乏になると貧困の負のループから永遠に抜け出せず苦しむことになる(大意)というあらすじの魯迅先生の小説を映画化した本作。
主人公を襲う悲運があまりにも容赦なかった。「美しく清純な女性がひたすら過酷な悲運に苛まれる」さまに同情するという構造自体今の自分の目線からするとどうなの?と思ってしまうが、とにかく当時の状況を勉強勉強、、というつもりで観た。最後のナレーションには「本当かよ…」と突っ込んでしまうけど、あの文言を入れて体制を正当化することが当時の映画界にとっては必須の行いだったのだろう。