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家光と彦左と一心太助のアノのレビュー・感想・評価

家光と彦左と一心太助(1961年製作の映画)
4.6
いやーもうめちゃくちゃ面白い!
入れ替わりコメディを軸に兄弟のスレ違いによる悲哀を入れ込む構成が上手い。

錦之助の二役の演じ分けの凄まじさには唸るが、
脇でも特に平幹二朗のポジションがとても良い。
平幹二朗がいるからこそ魚河岸で庶民のふりをする家光が痛々しくならずに素直に笑える。

夜の魚河岸の大通りは今作でも見事な縦構図による驚愕の美しさ。
感動的な(もうほんとにボロ泣き)兄弟の和解が済むと即座に小屋をぶち抜いて乱闘活劇に切り替わるのも最高。
家光が暴れん坊将軍になっちゃうし。
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