家光と彦左と一心太助の作品情報・感想・評価

「家光と彦左と一心太助」に投稿された感想・評価

MRFOX

MRFOXの感想・評価

3.0
魚河岸の江戸っ子キャラ「一心太助」が何故か無性に気になり、観てみました。
魚屋の太助と次期将軍家光の二役を演じ分ける萬屋錦之介が上手い。パッと見、同一人物にみえない!
後のテレビ時代劇のような過剰な効果音が入らないチャンバラシーン、初めてみた。竹光が当たるペチペチという音が微妙だが、カット割りに頼らない一連の殺陣の流れが凄かった。
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
天下の一大事だー!わー!走れー!
身体の使い方で別人に見えるのは、錦ちゃんの確かな演技力のたまもの。腰のきまった立ち廻りがカッコイイ。お兄ちゃん大好き光線出まくりの賀津雄ちゃん。幼少時代の二人は現・歌六と現・時蔵。
ヒラミキ柳生十兵衛。生真面目な対応がコミカル。
mingo

mingoの感想・評価

4.0
シリーズ第4作、これまで3作の錦之助は太助と家光の二役を演じ分けてきたが本作では太助が家光の替え玉になり逆に家光が太助に扮するという設定で黒澤映画の脚本家の小国英雄だけあって物語構成だけじゃなく小気味良い台詞回しのセンスもずば抜けている。始まりから終わりまでずっと笑ってた…
papanda

papandaの感想・評価

4.2
中村錦之助さんと沢島忠監督はすこぶる相性がいい、改めてそう思った。フットワークの軽やかさ、口跡のよさ、爽やかさ、テンポのよさ、とにかく面白い。錦之助さんの、貴公子家光と庶民の代表太助との演じ分けが実に楽しそう。このシリーズは3作目で大久保彦左衛門が亡くなって一旦は終わったが、番外編的に作られたのが本作。だから物語も独立しているし、太助と家光以外は役者も代わっている。月形龍之介さんの古武士然とした彦左衛門も大好きだが、進藤英太郎さんのなんかオチャメな彦左衛門も好きだ。物語は史実とは全くかけ離れた内容だけど、兄弟のお互いを思いやる気持ちはやっぱりウルッとしてしまう。大規模なセットや美術、大量の大部屋役者等、あの時代の映画界の底力を感じる。
魚屋と御世継ぎ様を見事に演じ分ける萬屋錦之介が素晴らしい。

忠長の話を聞いて泣く太助の涙が滝のような太さで(笑)
錦之助生誕の日に。
一心太助シリーズの第4作。
このシリーズ、元々錦之助の1人2役で家光と太助をやっていたみたいだけど、今回は家光の身代わりとして太助が城中に入り家光が築地の魚河岸で働くという展開。

べらんめえ口調の太助と、ずっしり構えた家光との対比がおかしい。それを見事に演じ分ける錦之助の凄さよ…。

やっぱり青空の似合う明朗東映時代劇好きだなあ。
ナイステンポ・ナイス小ボケ・ナイス痛快。
娯楽映画はこうであれという見本のような映画。
大盛り

大盛りの感想・評価

5.0
「余は魚屋じゃ」

キレッキレ!!
人の数も凄いし、城の中や町並み魚河岸などの建物や様子もいい。

新年の挨拶待ちで居眠りしていた彦左は、とうとう「初夢をみていた」と全面的に爆睡を認めた!(笑)
それにしても本丸の庭で待ってる侍の数が凄い!

初めての城と庶民生活のすっとんきょうぶりがたまらない(笑)
太助の歩く様子は猿みたいだし、父の見舞いの往復は摺り足だけ守って手がキューピー!(笑)

ミミズを勧めたのはお仲だけど、「食っとけ」ってうなずいたのは十兵衛だよね!(笑)出番は短いけど十兵衛もいい!

そして衝撃だったのは、家光と二人きりで胸の内を語る忠長。
「あの時に死んでしまえばよかった」涙を誘う悲しい肩…。
からの!
号泣!!!太助のすごい号泣!!!
あんまりの迫力で思わず笑った!(笑)

隅々まで大満足の素敵な時代劇。
一心太助シリーズ第4作で、大久保彦左衛門は進藤英太郎、お仲は北沢典子に交代。今までゲストだっま家光をフィーチャー(太助と家光は錦之助の2役)。シリーズで伊豆守を演じた山形勲は別のキャラクターで登場(この布陣はこれ1作)。

次期将軍の家光が命を狙われ、瓜二つの太助と入れ替わる。

粋な太助は少ないけど、太助の家光ぶり、家光の魚屋ぶりで笑わせる。
特に、シリーズお約束の魚河岸を太助とカメラがスピーディーに移動するシーンを、今作では家光にゆっくり歩かせたりして見せているのが、楽しい。

前作までとは違い戸惑ったけど、兄弟愛をすごくエモーショナルに見せていて、泣かせられた(特にカットを割ると太助が泣いてるシーン!)。弟役が実弟の中村嘉葎雄だけに余計に。

「痛快! 時代劇まつり」
なにこの平幹かっこいい…好き…
と、主演陣を差し置き十兵衛ばかり目で追っちまったよ
楽しい錦ちゃん映画でしたー!
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