こういう田舎系の映画って都会生まれ都会育ちのわたしからしたらファンタジーみたいなもので、それはそれは美しくて甘酸っぱく見えます。
近くにあんなに何もなくてどうやって生活するんだろうと疑問に思う一方、開放的で活発ですごく羨ましくなる瞬間があります。廃校寸前の学校というのも想像がつきません。小・中学生の頃の私たちにとっての友達って、いわゆる「同い年の子」というイメージ。しかもグループがあって仲良い子も仲良くない子もいます。けど、全学年合わせてみんな仲良しの友達。どんな気持ちなんだろう、と想像します。
この映画はこれといって大事件が起きるものではありません。原作の漫画が短編集だったみたいで、この映画自体も小さいお話の集まりです。イケメンの都会育ちの転校生、東京旅行、お父さんの不倫、自分の恋、そして卒業。
夏帆さんの可愛いこと可愛いこと。純朴でキョトンとした顔がすごく可愛かったです。岡田将生さんは今よりも幼くて爽やか。他の生徒たちはすごくリアリティのある雰囲気だなぁという印象でした。
雰囲気としてすごく好きな映画です。
