今、僕はのyのレビュー・感想・評価

「日本のダルデンヌ」とは大層な褒められ方をしているが、徹底したリアリズムにより半ばドキュメンタリーに足を踏み入れているような、リアルな作風は確かにそれに近い（『息子のまなざし』か）かもしれないが、明らかに過大評価。引きこもりで母親に怒鳴り散らし。目を合わせたり会話をしたり、他人に対してはコミュニケーションがまるでできない20歳の男性と労働。撮影が面白くない。全てを人のせいにして逃避し続けているクズを観続ける辛さがあった。