マイナー美少女映画発掘シリーズ。
突如両親を事故で失った三姉妹が、遺された家族経営の喫茶店“そよ風”の立て直しと借金返済に奮闘する様を描く。

三姉妹それぞれ見た目も性格もタイプの違う系統で、個人的には次女がドンピシャで好み。喫茶店の経営状況を把握するしっかり者の眼鏡っ娘だが、制服のスカート丈はめちゃくちゃ短く太もも全開で、さらにはルーズソックス着用というギャップの詰め合わせ。
また、接客着は3人とも基本ノースリーブの部屋着にエプロンを着けるだけ、時には学校帰りの制服にそのままエプロンで接客というフェチ感もあり、確かにこんな喫茶店があったら通い詰めてしまう。

ストーリーに関しては流石にガバガバ過ぎると言わざるを得ない。突如両親を失って姉妹だけでどう立て直していくのかというのが見所だが、お試しで営業再開したその日から何の告知もなく多くの客が詰めかける。また、提供する料理も、店の改装も、肝となるチーズケーキの隠し味の発見も、全部がポッと出でメンバーになった客の男のおかげで進んでいく。(そもそもあいつはちゃんと店員として雇われてるのか？)
後半に借金返済絡みで綺麗事的な展開があるのも、そもそもあんたたちは何かしてたか？と冷めた目になってしまった。

オープン初日に大勢の客が来てバタつくところとか、ダイナミックなカメラワークやテレパシー的なやり取りを交えた編集でテンポ良く演出されていて良かったと思う。
いきなりカンフー映画風になる料理シーンとか、メレンゲ作りに失敗して顔射っぽくなる下ネタギャグとか、結果的にスベり気味ではあったもののちゃんと楽しませようとするサービス精神も感じられて好感は持てたかな。

• #マイナー美少女映画発掘シリーズ