Sacrament of
Penance and Reconciliation.
今やオスカー俳優となった彼の
“悪ふざけ”のフリで茶化した
悪意と自虐に満ちた告解…
そんな風な解釈を用いて
自分に言い聞かせなきゃ
さっぱり支離滅裂なトンデモ作品
とりあえず ホアキンが俳優を辞めて
ラッパーとしてデビューの準備を進め
コールガールと乱交し ディディに気を遣わせ
相棒を貶して その相棒に顔面にクソを垂らされ
笑い者にされ バカにされ 怒り 落ち込み 嘔吐し
まぁ 結局は♫全部ウソさ そんもんさ
と シュールに感傷に浸るってな…
何がしたかってん!?
と思うのがフツーなんだろうけど
なんせ 相手はあのホアキンだ
“自分は良くない人間だった…
でも変わるチャンスがあったんだ”
ラストシーンの“リバー”の先に
彼のあの受賞スピーチがあったとしたなら
これを名作と呼べる気がしなくもない
得てして偉大な人物が語るのは
”自分がどれだけの事を成し遂げたか“ではない
”自分がどれだけ愚かだったかをどう理解できたか“というコトなんだな