にゃかにょ

ニキータのにゃかにょのレビュー・感想・評価

ニキータ(1990年製作の映画)
3.9
私は好きだった。

いわゆる女スパイの話だけど、チャーリーズエンジェルやアトミックブロンドなどの華々しさ、プロ感はあまりなく、精神的に不安定な子が主人公。

過去のニキータは薬漬けの頭イっちゃってる不良少女で、殺されるところを助けられた代わりにスパイになってしたくもない殺しの仕事をさせられる。最初の部分は荒んでてあんまり好きじゃなかったな。後半に行くにつれてじわじわくる。

天性の殺しの才能がありながらも、いつも逃げ出したいと思ってるのが感情移入できて応援しながら観てた。
さらにニキータには恋人もできてプライベートでは幸せな生活を送りながらも、暗殺の命令は続き…

何よりも今作で私の心にグッときたのは恋人マルコとの関係。お互いに想い合ってるのが伝わってきてすごく切なかった。

純愛と殺人。雰囲気はレオンとそっくり。レオンよりは雑なところもあるけど、女の子が主人公ということもあり、こっちの方が好みだったりする。


でもコードネームはニキータの方がよかったんじゃないかな。
にゃかにょ

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