ワッツマイケル

ニキータのワッツマイケルのレビュー・感想・評価

ニキータ(1990年製作の映画)
3.8
この監督はなぜこんなにも人の感情を繊細に演出できるのか?本当にすごい。よく強い女性を描くけど、その中の"隙"を印象的に魅せる。ニキータは他のタフヒロインより葛藤や悲しみが前面的。
Lベッソンの描く愛は一風変わってる。破り捨てた手紙も、監督らしい。あの絡みと笑顔が最後なければ物悲しく終わってたかな。
ジャンレノはお酢か。画の引き締め力がすごい。ジャンヌモローは分からなかったな…
どうせ忘れてると思って観たのに、各シーンほぼフラッシュバックしてきて残念。それでも感情溢れる工作員ニキータの表情は見応えあり。

主演アンヌパリヨーは監督の初妻。作品完成時には離婚していたらしい。色々あるのですね。