ワッツマイケル

サイドマン:スターを輝かせた男たちのワッツマイケルのレビュー・感想・評価

3.5
"SIDEMAN" 潔いタイトルだと思ったけど、観賞後には印象が変わりました。
「苦痛を生き抜いた者が、ブルースを歌う」という言葉は、苦痛に耐えかねた人達の存在を感じ、重く刺さりました。彼らの生活と切り離せない音楽。音楽と共に生き抜いた人生。だから彼らが音を出すと一瞬で世界が出来上がってしまうのだろう。そんな彼らのポジションは常にサイド。

文化や芸術って、影響を与え合いながら、形を変え、人を変え、後世に繋がる。人類の共同作業による壮大な産物だなぁと思いを巡らせました。
しかし技術はソウルには敵わないし今後どうしたら彼らにかなうだろうか、とも感じてしまった。