神性を宿した映像とビジュアル力重視なアクションに圧倒される。
紀元前480年スパルタは軍人の国、ペルシャが支配を拡大しようと使者を送ってきたが退けてしまい戦争に発展していく…
ザック・スナイダー監督作品。今作はビジュアルノベル"300"を原作とした歴史アクション劇となっており、ザックスナイダー監督お得意のスローモーションを活用したアクションが凄まじくかっこよかった。テルモピュライの戦いの序盤でスパルタの重装歩兵がペルシャ兵を蹂躙していく様はビジュアルの美しさもさながら、どこを切り取っても美しい絵画的な映像を作り出す。
そしてジェラルド・バトラー演じるレオニダスの勇猛さ溢れる演技、あの声を聞くだけで闘争本能が刺激されるようだ…。
また今作はザックスナイダー監督の神性さ溢れる映像美が美しい。敵のペルシャ王クセルクセスはもちろん、生贄として差し出されるスパルタ娘でさえも神秘的な演出で映していた。時代的に神が特に信じられているのもあるが、やはりザックスナイダー監督の映画は"神"的何かを感じさせる。
ビジュアル重視のアクションを撮らせたら誰にも負けない‼︎そう言わせる圧倒的なかっこよさが見られる作品。実にザックスナイダー。
