観終わった後に、この映画すごく好きだったなとどっと思えた映画。
内容はゆったりしていて特別面白い話ではなかったけど、私はこういう自然な時間を感じる映画好きです。何かを特別綺麗に見せようとしていないところがとても良い。だからこそ絵が美しいです。でも本当に切ない映画でした。結局人間が生きる場所ってそれぞれ決まってて、変えられないのかなと。
ベッドシーンが全て静止画で写真のカットを重ねたかのような試みとてもシュールで良かったし、ポージングも全部良かった面白い。キアヌと女の子のラブシーンなんてヌードモデルを見てる感じ。一切いやらしさがなくて綺麗だった。透明感。
透明感といえばリヴァーとキアヌの透明感、美しさは凄いですね。2人が側にいるだけで凄く絵になる。笑い合うシーンなんて本当に美しい。2人の衣装も良かった。キアヌはシックな服が似合うし、リヴァーはどんな服でもめちゃくちゃ似合う。だからこそはっきりした色のシャツズボン着こなしててほんと似合うなと思った。黒いブーツもほんと似合う。
音楽も良かったです。映画の雰囲気に合ってたし癒された。
キャラクターもみんな個性的で良かった。変態おじさんキチすぎて良かったな〜存在感あった。なかなか好きなキャラクター。ホテルでライト持って芸披露するところやばすぎ笑 真顔で音楽ぶち切るキアヌも良かった笑 バイクのシーンも笑えた。
リヴァーフェニックス、初めて観ました。キリッとした顔立ちの美しさはもちろん演技めちゃくちゃうまいですね。ギルバートグレイプでのディカプリオの演技を初めて見た時に受けた衝撃と似てる。天性の演技のセンスがあるというか、作ってる感じが一切なくて本当に自然。映画の中でマイクとして生きていたんだなと。素晴らしい俳優さんですね...本当に、もしも今も生きていたらどんな演技を見せてくれたんだろうと思うばかりです。
