切ないけど美しい青春映画。
その日暮らしの無鉄砲な日々を送りながらも実は対照的なバックグラウンドを持つ2人の絆に焦点が当てられる。
楽しいな、幸せだなって思う時間は永遠に続いてほしいと思うけれど結局時は流れていく。その中で別れもあれば出会いもある。生涯の親友を持てたら幸せだけれど持てたとしてもほんとに一握りだろう。それでも人生の一瞬一瞬を振り返れば必ずその時には親友がいて愛する人がいて、記憶には残り続ける。この映画で描かれていたのももしかしたら彼らの人生のそういう一瞬にすぎないのかもしれない。それでもきっと彼らのこれからの人生の中で今後も良くも悪くも付きまとう思い出にるんだろうな。やっぱり切ない。
主演の2人はカッコいいを通り越してもはや美しいのレベルだったし、独特な演出に引き込まれていく不思議な魅力のある映画だった。
