ダース米田

バイオハザードV リトリビューションのダース米田のレビュー・感想・評価

3.0
アンブレラ社に包囲されたアリス達。襲いかかる隊員になす術もなく捉えられてしまう。
その後アンブレラの研究施設で目覚めたアリスだったが、彼女の謎の女性エイダ・ウォンが姿を現す。
一緒に脱出を図る二人だったが、施設は人工知能レッドクイーンに乗っ取られており、彼女が仕向けた刺客が二人を襲う。


なんだかストーリーがかなり飛躍してしまった本作。
いつの間にか人工知能がアンブレラ社を乗っ取っており、ゾンビ終末映画だったこれまでの作品が、今度はターミネーターやマトリックス風の「人類vs機械」に置き換わっていました(笑)
勿論アンデッドも登場しますが、これまで描いてきた「感染」の恐怖は殆どありません。それどころかゾンビの癖に重火器やバイクを使いこなすなどの進化(?)を遂げているので、シリーズ初期の面影が微塵もなくなってしまっている。

前作のマトリックスモドキだったアクションはある程度は抑えられた感じ。ただ全編通してアクションしか印象に残らない作品だったのはちょっと残念。
死んだキャラが再登場したのはまあ嬉しかった。それにしてもミシェル・ロドリゲスはよく復活するね(ワイスピでもそうだったし)(^^;

前作よりも物語自体は幾分進んだので、完結編とされる次回作への期待が高まります。
ダース米田

ダース米田