ノノ

かくも長き不在のノノのレビュー・感想・評価

かくも長き不在(1960年製作の映画)
3.7
16年間戦争で消息不明の夫を待ち続けたテレーズ。ある日顔が夫に似た記憶喪失の浮浪者と出会う。男は結局のところ記憶を取り戻すことはなく立ち去ってしまう。テレーズは夫であると確信しているが周りの人間は否定する。戦争の傷で記憶を取り戻したくない男、未だに夫を愛し続けている女。最後まで男がアルベール・ラングロワなのか分からないまま僅かな希望を残した宙ぶらりんの結末。
もし彼が夫だったとしても、記憶のない彼は彼なのだろうか。
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