orixケン

日本のいちばん長い日のorixケンのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
4.2
ポツダム宣言を受諾して詔書を作成するまでの一連の軍部と内閣の複雑なやりとりと天皇の重い決定と詔書の内容に関して。ここまでは露払いみたいな感じでそのあとの敗戦を受け入れない一部陸軍青年将校のクーデターを描く。
ほぼ事実に則っているとのことで、8月15日にこのようなことが起こっていたのは知らなかったので勉強になった。

ポツダム宣言を受け入れるまでの経過で強行に反対する軍人は狂ってたのかもしれないと思わせる演出。

陸軍大臣と海軍大臣が詔書の中身で激論している横で飄々としている首相役の笠智衆がよかった。
三船も最高の演技の一つではないかな。