終戦を願う人たちが守りたいものは「未来」で、徹底抗戦を願う人たちが守りたいものは「過去」だったように思う。
過去は未来の為にあると思えない人たちが、過去に固執していくのかもしれない。その過去に是非はない。
また、自分と「何か」が一体化している人にとっては、その「何か」を否定されることは自分を失うことで、到底受け入れられるものではないのだろう。
他にも「命令を行使すること」が最大の行動原理である人たちなど、すべてが現代にも通じる「人間」が描かれていた。
自分も一緒に24時間寝ずに戦ったような、ぐったりとした徒労感。
157分は、全く長くなかった。