進藤先生

日本のいちばん長い日の進藤先生のレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
3.5
①今日この日に日本人として知っておくべき出来事。
個人的な勉強用レビューだね。

第二次世界大戦末期の7月26日、日本に対して無条件降伏を迫る連合軍から発せられた「ポツダム宣言」

当初は“ 黙殺(拒否)”した事により広島と長崎に原爆を落とされ、政府と軍部で意見の対立をしている間に空襲で日本全土は焼け野原となり、ようやく8月14日天皇陛下の“ 御聖断(天皇の決断)”を仰ぐ事となる。

この20分に及ぶ長い経緯説明の映像後、
「 かくして日本には、そのいちばん長い日がやってきた 」のナレーション

そしてタイトル
『 日本のいちばん長い日 』

ギラギラした役者達とこの映画の持つパワーに圧倒され最後まで惹き込まれる

②降伏が決まってから8月15日正午の天皇陛下による「玉音放送(天皇の肉声放送)」(國民に降伏した事を伝える)までの一日がタイトル通り本当に長い。

体裁の為になかなか決まらない放送の原稿内容と放送時間

最後まで徹底抗戦を目指す一部軍部による“ 宮城(皇居)”占拠や放送を阻止しようとする暴走【 宮城(きゅうじょう)事件】

この間にも勝利を信じて出撃していく若い兵隊がいるというのに…

③(当時は圧倒的な力を持っていた)軍部の面子や意向より國民の生命を最優先に御聖断された昭和天皇

この映画で一連の流れを知ってから聞く「玉音放送」
天皇陛下の想いも含め日本人として涙があふれます。

この映画を観るまで「玉音放送」が録音だったなど、ここに記した事は知らなかった事ばかり…恥かしい。

2015/8/15 BS
進藤先生

進藤先生