ハンポコナヨツナ

ELECTRIC DRAGON 80000Vのハンポコナヨツナのレビュー・感想・評価

ELECTRIC DRAGON 80000V(2000年製作の映画)
3.5
石井聰亙監督作品。
浅野忠信×永瀬正敏W主演。

2000年の封切り時に渋谷のシネマライズにて初日鑑賞しました。
手持ちのDVDから久しぶりに鑑賞したのでレビュー書きます。
映画は浅野演ずる竜眼寺盛尊(りゅうがんじもりそん)と永瀬演ずる雷電仏蔵(らいでんぶつぞう)という、電気による事故によって「人間の中に眠るドラゴン」を自分の中に飼う事になってしまったダークヒーロー2人による対決物となります。
対決までに至った経緯説明などクソくらえと言った感じで、ストーリーなどはほぼ無いに等しいんですが、映画の持つ勢いに関しては石井聰亙デビュー作の「高校大パニック」の頃に原点回帰したようなロックな一作となっております。
モノクロ撮影、爆音、時折挟まれる意味深気なカットなど、世界観はちょっと塚本晋也の「鉄男」を連想させるかもしれないですね。
とにかく主役2人のキャラクターがコミックのように立ちまくっており、ロックな映画好きの方は観ておいて損はないかと思います。