『ネバー・ギブアップ! 望みを捨てるな!』
正直そこまで期待はしてなかったんたが、視聴後の感想はただただ『スゲェ(B級)もん観たなぁ』の一言に尽きる。
ーーかつて一世を風靡したSFドラマ『ギャラクシー・クエスト』。しかし主演俳優たちは公開終了後もなお役柄のイメージを背負わせられ、役者としては落ち目を迎えていた。来る日も来る日もイベントでSFオタクの相手をさせられる毎日だったが、ある一つの奇妙な出会いによって、それは180度覆ることとなるーー。
90年代SFの導入としては100点満点。実際の宇宙人からの要請なのだが、ただの取材だと安請け合いした主人公が少しずつ事態の本質に気づいていく様が本当に笑えた。三谷幸喜作『ザ・マジックアワー』のような巻き込まれ系の脚本である。
B級ではあるのだが、この手の作品にしてはかなり作りこまれており関心してしまう。こういう作品に出会えるのは久しぶりだねぇ。
以上を踏まえ、星は4.3。