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座頭市二段斬りのmitakosamaのレビュー・感想・評価

座頭市二段斬り(1965年製作の映画)
3.4
タイトルの二段斬りがサッパリ意味不明な10作目。
座頭市があん摩の師匠の所を訪ねた先で、女郎小屋を仕切る親分と結託する郡奉行をぶった斬る話。

敵となるヤクザが高利貸しで娘たちを縛りつけ女郎にしてこき使う胸糞悪い展開。
とにかく娘たちが不憫な話が続く。

師匠を殺し娘も捕らえられてる。この娘に3時のあなた・坪内ミキ子。

もう一人ヒロインに子役時代の小林幸子!若っ!でも歌も演技も達者だ。
父親役に三木のり平。ヤクザに雇われてるインチキ壺振り。コメディリリーフで割と美味しいキャラクターを演じる。
例によって座頭市が賭場でイカサマを暴くお約束。

そしてヤクザ側の用心棒に加藤武だ。よしわかった!の人だね。まぁ、座頭市を敵に回すにはキャラが弱いな。
だが酒場で対峙した時に師匠の死がフラッシュバックするかの様な演出はイカしてるな。西部劇っぽいギターが緊迫感を煽る。
でも直ぐ斬られちゃうけどな。

ヤクザと郡奉行の所に乗り込み完全に市ペースでギャフンと言わせちゃうが、娘たちを苦しめた胸糞悪さは、そこまで発散されなかったかな。
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