えのき

桜田門外ノ変のえのきのレビュー・感想・評価

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)
3.0
桜田門外の変に至るいきさつ、その後の運命が水戸浪士視点で描かれている。

見応えのある硬派な作品だとは思うが、残念ながらいつかまた見たいと思うほど胸に迫るものはなかった。感動的に描くよりも史実を伝えることを目的としているように感じた。

井伊直弼襲撃直前、しんしんと雪が降り積もる中での彦根藩行列シーンがとても美しい。静寂の中、藩士達が雪を踏む音。緊張感も相まって印象に残る。その後しばらく続くグロテスクなシーンとの落差が凄まじい。
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