りおまい

桜田門外ノ変のりおまいのレビュー・感想・評価

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)
4.5
🎬2022年63本目の映画鑑賞🎬

【美しく切ない四面楚歌の運命】

たまにギューっとした濃厚な
日本史実の時代劇が観たくなる。

今回は「桜田門外の変」を観ました◎

歴史マニアではないのでなんとなくは知ってはいた「桜田門外の変」でしたが

(それ)が何故起こって(誰が)どう
関わったのか・・・?

作品を観てよくわかりました。

(幕末)って本当に色んな歴史に名を残した
人々が折り重なり存在していたと同時に
名も知らないような人々もいて・・・

この映画は「桜田門外の変」がクライマックスシーンではなく桜田門外の変が物語のはじまりだったのは驚きました。

元水戸藩士17名と薩摩藩士1名による、
江戸幕府大老(将軍の補佐)である
井伊直弼(いいなおすけ)の暗殺は
名も知らないまだ10代や20代の若者らも
その暗殺に加わり、後に自決や切腹、
打首などの死罪になった。と詳しく
劇中で語られていたのがとても印象的。

(そういう時代だから)といえば
それまでだけれど・・・・

(国を良くしたい)と
「桜田門外の変」のように四面楚歌で
どうしようもない運命になっても命をかける人が現代にはいないだろうな?

・・・って切なくなって鑑賞していました。

作品としてとても感動した良い映画でした。

2時間以上の大作でしたが集中が
切れることなく鑑賞しました。

日本歴史の物語もたまに鑑賞すると
身が引き締まります◎
りおまい

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